山城郷土資料館前の残石(木津川残石)

『大坂城の残石』説明板より

 この石材は、徳川幕府が1620(元和6)年から行った大坂城の改築のときに、津藩の藩主藤堂高虎が、現在の加茂町から切り出した大坂城修築用のもので、貴重な歴史資料として、多くの方々に見学いただけるよう、平成元年11月からこの場所に設置していま
 多くの石材が木津川を下って大阪へ運ばれましたが、そのなかには、のちの修理に使うために現地で備蓄されたものもありました。その石材は今でも木津川の中に残されています。  
 
      

【管理人の鑑識モード】

 前回訪れた際、小面に刻印がある感じがしたので再度訪問。文字刻印があることは確かであるが施されている文字は未だに不明。ただ、文様刻印は加茂町役場の前に設置されている残石と同じか?
 藤堂の丁場での切り出しであれば同じであっても不思議ではないか。

残石(大)

小面側、カネと文字刻印がうっすら見えている。
残石(大)

控え側
残石(小)

小面側
残石(小)

控え側
カネの刻印

残石(大)の小面に施されている。
矢穴跡

残石(大)の上面のもの、台形タイプとU字タイプの両方が使用されている。