鞆城の石垣・刻印


鞆城の石垣

鞆城中心部北側石垣

鞆城中心部の石垣は資料館・公園等の建設・整備で、新しい石垣が多く積まれているが、部分的に古いと思われる石垣も残存している。
鞆城中心部南側石垣

民家裏の石垣で、後世の手が入っているが地表部分はかろうじて残存していると見ている。(見方が甘いって?)
伝鞆城残存石垣

対潮楼西側の路地に面している石垣で、刻印が多く残るため、鞆城外郭石垣とされている。
確かに刻印は、中心部と同じぐらいの数が見られる。

鞆城の刻印
1.中心部周辺

逆さ「九」字と「−」

公園の石垣に使用されている石材に施されている。逆さ「九」は一見、何の形?と思えるものです。
「回」印

積み直された石垣に使用されている。
「大」印

文字刻印です。上の「回」印と同じ壁面に使用されています。
「回」印

中心部北側石垣(推定残存石垣)で施されています。
「△の中に・」印

中心部北側石垣(推定残存石垣)で施されています。△の中の点は石材表面の傷に見えないこともないですが、ここでは「△」印とは区別しておきます。
1.対潮楼周辺
「大」印・「△」印・「回」印

ほぼ石材の半数に刻印が施されている。「△印」がやや多い。
「△」印と「回」印

上の一部拡大。
左側にはっきりと「△」印が、その右側には見えにくいが「回」印が施されている。
奥側の石垣が古いと思われるモノで、出角部分に当たる。角石2段目に「回」印が施されている。