江浦城

 所在地:三池郡高田町江浦
【歴史】

『江浦城の沿革』碑文より抜粋

 江浦城は代々永江氏の居城である。天正12年永江勘解由及び田尻の家臣田尻了哲の両士は田尻氏の本城たる鷹尾城の支城として之を守った。天正15年(1587)高橋宗増は三池郡を賜はり江浦城を以て居城としたので永江氏は高城に退いて宗増の輩下となった。其の後故あって柳川藩の臣となる。田中氏領有の頃は家臣田中河内守が当城を守った。

【雑記】

 国道208号と県道94号の交差する交差点が「江の浦本丸」で、その脇に写真のような碑が立っている。かつてはこの本丸交差点周辺には水堀が廻っていたようであるが、今は面影はなかった。交差点の北西に隣接する淀姫神社もかつての城内の外れにあたり、そちらの方がまだ城跡らしさが残っているかも?ここも田中氏の支城であったが、他の支城同様に開発されている。