足立氏屋敷

  所在地:東大阪市善根寺町
【歴史】

「足立氏屋敷跡」説明板より(一部抜粋)

 足立氏は古代氏族和気氏の末裔と伝えられる。戦国時代も末期、足立又助昌成は、はじめ織田信長に仕え尾張国に住んでいたが、のち豊臣秀吉に仕え、大坂城築城にあたって石奉行に任じられ、この地河内郡善根寺村に移り住んで、周囲の山から築城用の石材を多量に切り出した。その子仁兵衛宗佐も、父の死後普請奉行を命じられ、徳川幕府のもとに大坂城の修築石材を切り出し以後、足立氏は在地の豪族としてとして栄えた。
 足立氏の屋敷跡は、今でも完全な姿を残し、宏壮な周濠と石垣で囲まれた敷地は、東西約110m、南北約85m:面積約9400uを測る大規模な城郭的色あいのこいもので、石奉行であった足立氏の力を偲ばせます。延宝8年(1680年)の屋敷図によると、周囲に各種の蔵を配し、中央に庭を持つ大規模な本屋を構えていたことがわかります。

【雑記】
 大坂城残石の善根寺残石を見に行った帰りに、地図上で堀跡らしいものを見つけて立ち寄ったら、城(屋敷)跡でした。それも大阪築城の石奉行の屋敷跡。なんかツイてる?
 説明板のある道は住宅地内の狭い道で、長時間の駐車はできないでしょう。また、周囲にも駐車スペースがなさげな感じであったので、最寄りの駅からバスを使用する方がええでしょう。