津軽要塞御殿山第2砲台跡

  所在地:北海道函館市函館山
【歴史】

『旧砲台跡』説明板より

 この場所は函館山が1899年(明治32年)から1945年(昭和20年)にかけて津軽要塞であった頃、約77箇所あった要塞施設の一つで、御殿山第二砲台として口径28センチ榴弾砲(総重量24トンともいわれています)4門が据え付けられていた跡です。

(写真1) (写真2)
【雑記】

 函館山の駐車場から徒歩で訪れることができます。但し、夏場はマムシ注意とのこと。
 旧砲台跡説明板では28センチ砲4門との表記でしたが、要塞跡地案内図(写真1)では砲床が二門ずつ(写真2)が3箇所の6門の配置として描かれています。砲台のつくりは深山砲台(和歌山市加太)とほぼ同じですが、周囲の高さがこちらしか低いですね。
砲台がそれほど壊されていないところを見ると、昭和20年の終戦時には既に使用されていなかったのでしょうか?