海会寺 跡

  所在地:大阪府泉南市信達大苗代
【歴史】

『海会寺跡』説明板より

 7世紀中頃から後半(白鳳時代)に建立された古代寺院で、とても保存状況がよく、これまでの発掘調査により金堂・塔・講堂・回廊・南門・築地等の主要な伽藍が発見され、その伽藍配置は法隆寺式伽藍配置であることが判明しました。また、お寺を造るための大規模な造成工事や、お寺に使われる瓦や金属製品を造ったかま跡も見つかっています。
 全国でたくさん見つかっている豪族建立寺院のなかでも、お寺全体が明らかになっている例は少なく、海会寺跡はとても貴重な例といえます。

(写真1) (写真2) (写真3)
(写真4)
【雑記】

 公園の一角に整備された、古代寺院の大きさにまずびっくりした。これが一地方豪族が建立したもの?
 完全に整備したものは塔の基壇(写真1)、講堂基壇(写真4)。整備せずに現状で一部残存状態なのが金堂基壇(写真2)、一部整備で柱位置を復元した回廊(写真3)。一周しても5分かからないが、整備は立派なものやと思います。基壇の上の礎石は・・・整備されたバッタモンでしょうか?