有年原・田中墳丘墓群 

  所在地:兵庫県赤穂市有年原
【歴史】

『有年原・田中遺跡公園』パンフレットより抜粋

 有年原・田中墳丘墓群は、昭和63年度に実施されましたほ場整備事業に伴う発掘調査によって発見された弥生時代後期(約1800年前)の有年の王の墓です。特に1号墳丘墓は大型であり、その形は前方後円墳を思わせ、出土した器台・壺・高杯が埴輪の祖先となるものであったため、遺跡の価値は高く評価され、公園の地下に眠る遺跡は現在兵庫県指定文化財となっています。

(写真1) (写真2) (写真3)
(写真4) (写真5)
【雑記】

 国道2号線を走っていたら案内板が目に入り、ふらふらと訪れた遺跡です。
 墳丘墓が2基と関連遺構が整備されています。1号墳丘墓(写真1)は張り出しテラス部分がありました。
 2号墳丘墓(写真2)は普通に葺石をしているだけのようです。墳丘墓の東側には溝(写真3)があり、祭祀土坑らしいです。(普通の溝にしかみえんのは修行が足らんせい?) その西隣には木棺墓群(写真4・5)があり、木棺が復元され展示されています。