筑後鷹取(山)城

  所在地:浮羽郡田主丸町森部
【歴史】

『鷹取城跡』説明板より

 「筑後久留米領郡中古城覚書」には、東西5間・南北10間、星野重種(鎮胤のこと)居城之由申伝ル、と記され、「筑後封植録」には、星野中務大輔吉実(鎮胤のこと)居城と記されていますが、細かい築城のいきさつは不詳です。
 城跡の東方には、空堀の跡と考えられる遺構も残っています。鷹取城は本星野の館や妙見城、延寿寺村の福丸城(吉井町側)の後詰めの城として、重要な位置づけがなされていたと考えられます。
 鷹取山(標高802.1m)頂上の城跡に立てば、南東面は緩やかな山並みが星野村へ続き、北西面は急峻な斜面が切れ落ちて、筑後川の流れを一望のもとに眺めることができ、往時の武将たちの活躍がしのばれます。

(写真1) (写真2) (写真3)
【雑記】

 ここは、連続竪堀(写真2,3)で有名で、城跡の真下まで車で行けるという楽城派向けの城跡です。知識として連続竪堀は知っていたのですが、実物は感動モノです、ホンマに。畝状に斜面にはりついている堀群は写真より実物を見てください。推薦する城郭の上位に位置します。訪れる時期は草が枯れる時期、(冬は道路凍結が怖い?)城跡で昼食ってのもええよね〜。