高井城

  所在地:貝塚市清児
【歴史】

『高井城跡』案内板より

 この地には高井天神社(菅原神社)がまつられていたが、明治41年(1908)に森の稲荷神社に合祀された。これまでに平安時代の軒丸瓦や水煙の破片などが出土していることから、神宮寺の存在が推測される。この寺は、天正13年(1585)の豊臣秀吉の根来攻めの際には、高井城として根来方の出城にとりたてられ、近傍の農民ら約200名がたてこもったが、秀吉方の部将、福島正則によって攻められ、落城した。

【雑記】

 現状は河岸段丘の端に位置して、やや周囲より高くなっている。しかし、この高まりも神社に伴うものか城の名残かは不明。南側に流れる川の対岸部分には千石堀城がある。